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薬学部の取り組みレポート

私大薬学部受験専門予備校 薬学館

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こんにちは、今回は熱化学の勉強の仕方について考えてみましょう。熱化学では熱化学方程式を作り、その熱化学方程式を利用して問題を解きますが、熱化学方程式を作るのにあたっての注意点などについて考えてみましょう。
まず、熱化学の問題を解くときには、常に発熱反応なのか、吸熱反応なのかを意識することです。例えば、次のような問題があったとします。
「二硫化炭素の蒸発熱は26kJである。これを熱化学方程式で示せ。」
この解答を次のようにする受験生が結構多いのです。
CS2(液体)= CS2(気体)+ 26kJ
これでは、化学が全く解っていないことになります。蒸発という現象は液体が気体になる状態変化ですが、物質が個体、液体、気体と変化するときは、個体のエネルギーが一番低く、気体のエネルギーが一番高いので、個体から液体は吸熱反応、液体から気体も吸熱反応になります。従って、正しい解答は次のようになります。
CS2(液体)= CS2(気体)― 26kJ
必ず、発熱なのか吸熱なのかを意識して下さい。次に、生成熱の意味を正確に理解しておいて下さい。生成熱とは何かと生徒に尋ねると、「物質ができるときのエネルギー」と答える生徒が多いのですが、これも答にはなっていません。正しい答は、「物質1モルが成分元素の安定な単体から生成するときのエネルギー」です。ちなみに安定な単体とは、炭素の単体の場合には、黒鉛とダイヤモンドがありますが(フラーレンも炭素の単体ですね)、安定という意味は燃焼熱の小さい方という意味なので、ダイヤモンドに比べて燃焼熱の小さい黒鉛が安定な単体ということになります。最後に、結合エネルギーの問題の解き方ですが、ぜひエネルギー図を書いて問題を解くようにして下さい。エネルギー図が書ければ、早く簡単に解けるようになります。よく、エネルギー図の書き方が解らないなんてことを聞きますが、エネルギー図を読み取る問題も多いので、ぜひエネルギー図は書けるようにしておいて下さい。
今年も薬剤師国家試験が終わり、全体の合格率は76.80%でしたが、2ちゃんねるに興味深い情報がのっていました。それは、平成16年に開校した新設の薬学部の国家試験の合格情報ですが、次のようなものです。

  H16入学者 国試験受験者 合格者 合格率 真の合格率
青森大学薬学部 130 105 75 71% 58%
日本薬科大学 483 182 94 52% 19%
城西国際大学薬学部 210 133 96 72% 46%
千葉科学大学薬学部 265 173 135 78% 51%
帝京平成大学薬学部 223 129 117 91% 52%
武蔵野大学薬学部 120 103 92 89% 77%
広島国際大学薬学部 180 137 129 94% 72%


真の合格率というのは、4年間で何%が薬剤師になれたのかを表しています。薬学部受験生は合格率だけを気にしているかもしれませんが、合格率を上げるには、国家試験に受かりそうな学生だけを受験させればよいのであって、そのため薬学部には留年、退学者は多いのです。やはり大学の実力を表すのは真の合格率ではないでしょうか。また、高校の先生方、大手予備校の進学担当の方は『薬学部に行けば、どこの薬学部でも薬剤師になれるから、どこの薬学部でも構わない。』と言われる方が多いような気がしますが、本当にそうでしょうか。真の合格率の低い薬学部に進学すると悲惨な未来が待っているような気がします。

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